2021年1月14日木曜日

Lesson 33. サイモス理論 ~花 宇宙の花(その1)~

 花  宇宙の花(その1)


私達の細胞の奥の原子核は、ビッグバンによる宇宙生命発生時の壮烈なエネルギーの律動(RYTHME & WAVE)を記憶しています。

その記憶が呼び覚まされると、生体はにわかに活気を帯びてきます。

記憶を呼びさますには、個々の特有の原子核が持つ律動と同質のタイプのものを電気の波に乗せて与えてやればいいのです。

花という物質は、芽を出し、茎をつけ、蕾となる長いプロセスに比べて、ほんのわずかな時間、その麗しい姿を空間化します。

ただその美しさは反物質として、永遠に私達の心に残るのです。

物質のエネルギーが解放され、反物質という愛のエネルギーに転換される瞬間に出逢った時、私達は心の底からの感動を味わうことができるのです。 

この宇宙は50億年前におこったビッグバン以後、ひたすら膨張を続けています。

その証拠に、月は年々地球との距離を大きくしつづけているのです。

大宇宙は今、150億年という呼吸のサイクルにしたがって息を吸い続けています。

あと、100億年が経過すると、新たなビッグバンがおこり、太陽も、月も、地球も、大宇宙の隅々にまで、花が胞子を飛ばすように飛び散っていくのです。

その際、宇宙は大音響と共に、崇高なまでに美しい火の花を咲かせます。

大宇宙という生命体が、フッーと息をはく瞬間、宇宙の花は壮麗に満開の大輪となるのです。

息をはききった後、宇宙は又、膨張を始めます。

私達が住むこの宇宙では、物質粒子の方が反物質よりもわずかに多く存在しています。

その量は10億個のフォトン (光子)に対して1個の陽子、あるいは中性子と見積もることができます。

ビッグバン時の最初の物質量のうち、わずか10億個分の1だけが生き残り、これらの物質粒子と中性子の双方向の転換があり陽子の方が中性子より多くなり、その後はほとんど変化しません。

まさしくこの少量のものから私達の物質世界が生まれていくのです。

それは、原子、分子、細胞、星、銀河。

そしてついに生命と精神へ至る物質世界です。

物質はほとんど永続的であり「凍りついた」エネルギーです。

核分裂や核融合の課程では、物質内に蓄えられたこのエネルギーの一部が再び解放されますがそれでも大部分のエネルギーは、新たな原子核の中に束縛されたままでいます。

これに対して輻射エネルギーは、温度が降下すると共に、つまり宇宙が膨張して冷えるにつれて急激に減少していきます。

その為、最初、宇宙のエネルギーは、ほとんどのエネルギーが物質内に取り込まれた物質優勢の宇宙が生まれるのです。

宇宙の膨張開始の直後には物質粒子と反物質粒子の対称性の破れがおこります。

この破れが宇宙生命という新たな創造を生むのです。

0 件のコメント:

コメントを投稿