2021年9月30日木曜日

Lesson 71. 家を提供する側の人々の熟成したフィロソフィとロマンを買いたい

 家を作り、売る人々の持っている哲学と夢をいかに高め、求める人々に正しく伝えていくことが、これからの住宅事業のポイントになります。家をハードウェアとしてしか見れなければ、コストダウンの嵐の中で沈むかもしれません。家は、人生の物語を生む、アニバーサリーインキュベートマトリックスです。人生の記念すべき出来事を、孵化させる母体という意味です。どんなグレーとライフを物語として描けるかその知恵を生み、実践していく場を家として捕らえ、すごし方を時間化して提案していくことがこれからの住宅事業の要となるでしょう。家を提供する人々が、まったく新しい視座で家の文化を生み出す知恵を商品化することができる時、日本は、本当にいい国になるでしょう。一件の家の文化こそ、国の文化そのものなのです。一件の家の暮らしは、その国のスタイルと次元のすべてを現すのです。

2021年9月23日木曜日

Lesson 70. 磨魂 RESOUL

酸化の極地を還元に

地上に現れた物質はその瞬間から酸化の道を辿ります。酸化、それは腐敗です。腐敗して土に帰る、このシステムに狂いがおきてから地球は汚れていきました。人工でつくられた物質による酸化を還元に転換する技術、それが地球を救うのです。



2021年9月16日木曜日

Lesson 69. 愛しの隠れ家

ブリコラージュとピエタテール

ブリコラージュは、仏語で、組み合わせの妙を意味します。フランスの人々は、家のインテリアを人にまかしません。自分の納得いく空間は、自分でつくり、居心地のいい物にしていくことから、人間らしい知恵が生まれると考えています。家の空間づくりを通して、人間性は磨かれると確信しているのです。空間を自分のテイストにできない、又、する感性を持ち合わす知恵を教育されていない人々は不幸です。動物的直感などは湧きようがありません。パリのセーヌ河の畔に、ベナシベという生活用具店があります。家の空間づくりの部品のすべてがあります。ここに、ドアノブのコーナーもあります。ありとあらゆるデザインと絵柄のドアノブが並んでいます。アパートメントのドアそのものは、木で統一されていてもノブに自分の味を出したいという欲求をブリコラージュ的マインドというのです。この考え方は、パリの人々の着装観にも現れています。彼等は、ブランド品でさえ、着こなしのパーツとして自分らしさの一部に溶かしこんでしまいます。すべての道具を、部品とみなし新しい使い方や組み合わせでオリジナリティをだそうとする工夫に喜びを見いだすこと、それを、ブリコラージュというのです。フランスでなぜ、このような精神が発達したのかというと、それは、この国の文化の背景の薄さが影響しています。ローマ帝国の影響、イスラム文化の作用、イタリアンルネッサンスの焼き直しとしての、フレンチルネッサンスから生まれたパリの文化、さらに、2000年位前に、パリを作ったのはフランス人ではなく、遠くスコットランドからやってきたケルト人だったということも、関係があります。ルーツを発見し、それを確立できず、常に底の浅さを見すかされるような想いを味わい続けてきたフランス人の人々にとって、折衷の妙の美学としてのブリコラージュのエスプリは彼等の誇りの軸を成しているのです。マンションの販売に、コーポラティブシステムという、個々が自由に内装を工夫する仕組みが導入されて人気になっています。日本人のブリコラージュ性の凄さを耕してから、これをすすめると、フランス人のそれを、しのいでいく可能性があるのです。もうひとつ、ピエタテールというスタイルがあります。これはアトリエを持つ暮らしのことです。家ともうひとつ、自分の創作空間を持つのです。脱日常的な時空間をもつ、もう一人の自分から発せられる、天のメッセージを形にしていくことから、智を生み出そうとすることは、21世紀を生きる人々にとって大切な作法となります。パリの人々は、このピエタテールをアトリエを持てない人々の為に、用意しました。それが、カフェです。あのカフェのあの椅子をわたしのピエタテールスペースに、と決めて、そこに通う若者達が、次のパリ文化を担っていくのです。小さくても、自分のオルタナティブな側面の空間化によって、心は浄化します。教会のミサも、そのための時空間です、誰にも知られない、もうひとつのクリエンティブなスペースの確保を2つの脳を持つ人間のノーマルな生き様として、つつみこむ世相が育っているのがパリなのです。そんな術によって世界中から滞在者を呼ぶ魅力が生まれるのです。

2021年9月9日木曜日

Lesson 68. 氣具づくりへの展望

 氣具とは、これまで少しでも生体の営みに優しい機能を持つものだと捉えるように、人々に語り継いできました。まず、量産は考えていませんでした。しかし、事態はすでに大転換しています。それも悪い方向へ。氣具をつくるということは、人体への有害性を解決する生活用品づくりとして考える状況ができてしまったのです。プラスティックやポリエチレン、ナイロンなど様々な人工樹脂などによってできた生活用品を後加工して毒物がにじみださないようにする触媒加工を即、実用化していかないと、悲劇は待ってくれないというような状況に直面しているのです。特に、これから生まれようとする赤ちゃんには不可欠な加工技術です。氣具の後加工の方法論はすでに一部で実用化されています。ライディック技術研究所とアドバンスが共同開発したタオルや毛布です。



2021年9月2日木曜日

Lesson 67. 脳幹神経核と月宿


旧哺乳類としての、間脳の中にある視床下部のはたらきは月と結びついています。私達の身体の内部の環境を一定に保とうとする時、視床下部のはたらきに頼らざるを得ないのです。ただ、視床下部のはたらきをより細かくコントロールし、全身に伝達していくには脳幹内の27の神経核のはたらきを必要とします。胎児は、生きる為のサイクルとリズムの調整の為に既に月の動きと交信しているのです。又、このリズムには母親が深く関わっていることはいうまでもありません。私達の生年月日は、視床下部の活動によって決まっています。母の視床下部と胎児の視床下部、それに月の位置の一致によって子供は産まれるのです。その誕生の瞬間から、昼夜のサイクルを考慮に入れた秩序ある進化の道を辿るのです。脳幹の中の27の神経核は、月のサイクルと永遠に関係し続けるのです。日常では、月の位置をいつも元気にして生きる知恵を忘れてはいけません。




2021年9月1日水曜日

お手入れノート9月号を発行いたしました。

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