2021年4月8日木曜日

Lesson 46. 癒しの巣

 メディスンルームのある家

ネイティブアメリカンの部族や種族の中には必ずメディスン マンと呼ばれる男性がいます。彼らは山に入り、生体を救う力を持つ薬草を素早く見つけ、調合する術を身につけています。雷を呼び、雨を降らせることができるメディスン マンもいるといいます。彼らは、大自然と人間社会の中間に位置し、そのバランスを取るはたらきをしています。環境アセスメンターとしての役割りともいえます。このような存在は、アジアではシャーマニズムの担い手として、ほとんど女性が受け持っています。フィリピンのアニテラス、沖縄のノロやユタ、青森のイタコなどです。霊力と霊感を持ち、人々の心と身体の調和をさとす術を、心得ているのです。2000年位前から日本では、このメディスン マンのような役割りを果たしてきたのが、各地の神宮の神主さんです。古神道の教えのほとんどもネイティブ アメリカンの生活信条に近いものでした。メディスンルームというのは、生体浄化空間のことです。世界の9つの地域から、丹念に集められた薬草の下に眠っていた石をブレンドし、更に、熱と圧力によって加工し、パウダーにしたものを軸に構成する時空間のことです。この空間では、果物や植物、又、あらゆる物質の酸化は、著しく遅いのです。呼吸がとても楽で、酸素が十分に体内を潤した状態になります。空間内の微生物は優しくなり、人間の味方になります。マイナスイオンは1㎝中5000個位の状態になり、化膿菌さえおとなしくなるのです。又、血液や体液の浄化を促進する作用があります。大気の成分の悪化、紫外線の有害性、水の汚染、微生物の悪性化、人工電磁波の生体への悪影響、人工の建材、繊維素材、生活用品の生体への微妙な諸々の影響、1人平均年間4㎏も摂取してしまっている防腐剤という食品添加物、廃棄物の土壌蓄積による生体汚染、このような状況下では、ごく普通の健全な暮らしを営むことが、どれほど難しいことかは誰もが認めています。自宅のたったひとつの部屋を、これらの有害環境から自分自身の生体を獲る、ホロスペースにすることによって人生の組み立てさえ変わってくるかもしれないのです。自身の恒常性や、体内の自己組織化による治癒力が、生命の源であるということが判りはじめた現代人にとってメディスンルームの価値は計りしれません。



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