2021年4月29日木曜日

Lesson 49. 癒しの巣

 巣の温もりを味わう時空間

鳥は、子を育てる為の極上の場としてつくります。燕は、自らの唾液で巣をつくります。燕の巣は、北京料理の栄養満点の珍味でもあります。巣とは、Nest(じゃれあう)にふさわしい空間ということです。人間にとっての巣は、生体電気を調達する空間でもあります。人体に電気が流れていることは、脳波や心電図の波形にも現れています。人間そのものが、電気体であり、生体電気を巧く整えることが健康の基本であるということを正しく理解することは大切です。生体が帯電すると、手が動かなくなったり、腰が固まってしまったり、また、脳の血流が停まってしまうことがあります。これには、背骨という神経電気流動線のコンディションが大きく影響します。光の速度で全容を理解する人のことを直観人間といいますが、これは電流がスムーズに背骨と脳を結んでいる状態の人のことです。ブードアという空間が18世紀のパリの王宮には必ずありました。サロン文化 華やかなこの頃、連夜のパーティを彩るコマースというもてなしを、担当する女性達の暮らす部屋をブードアと呼びました。これは、衣裳部屋でもあります。たくさんのドレスや、靴や、ジュエリーが並ぶ衣装部屋でもあったのです。このブードアから、ブティックという言葉が生まれました。巣としての空間というのは、このブードアのテイストが要るのです。ほのかな化粧の香りや、絹の風合いの優しさが必要です。又、鏡という光も、不可欠なのです。三面鏡、ドレッサーというのは、女性の化粧台として以上に空間の優しさと巣づくりの為の、光の呼吸を生みだす道具なのです。


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