2020年4月16日木曜日

Lesson 3. 人体について(その2)


DNA は、フロッピーであり、百科事典のようなものです。

それをどうつかいこなすかを考える遺伝子をRNA といいます。
RNA DNA のところへ行って、書かれている内容をそっくりコピー(転写)してきて、そのコピーをもとにアミノ酸を材料にタンパク質をつくるのです。

タンパク質は生命体を構成する基本の形となる物質です。
骨・筋肉・皮膚・臓器・器官はタンパク質でつくられているのです。
タンパク質の材料はアミノ酸です。
アミノ酸は全部で 20 種類ありますが、そのうち12種類は体内でつくることができます。
残りは外から取り入れなければなりません。

成人の赤血球1日に数千億個もこわれ、それとほぼ同じ数の赤血球が生まれています。
腎臓・肝臓・心臓のタンパク質もすごいスピードで分解されそして再生しています。
これを代謝回転といいます。

心のはたらきはこの代謝回転数を大きく左右します。
この際、心のはたらきの触媒的な役割りをするのは酵素です。
人体という化学工場の中では、その時々の状況に対応する化学反応がおこります。
生命現象とは、その化学反応の結果なのです。

心のはたらきによっても化学反応はおこります。
それをおこす触媒が酵素です。
酵素は厳密に結合する相手を選び驚異的な化学反応をおこします。
奇跡をおこすのです。

体内で、ある物質をつくる必要のある時そこに酵素が登場すると、通常の1億倍とか 100億倍のスピードが生まれるのです。
火事場の馬鹿力が生まれるのも、奇跡的な超能力が一瞬におこることがあるのもすべ
て、この酵素のカなのです。

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